一要素に過ぎない項目ですが、職場内の人間関係でも、お客様との関係にしても、周りを味方につけてしまう能力のある人は、パワーのアップ度合いが大きいと思います。
カリスマがカリスマである所以は、場作り・関係作りの上手さにあるらしいのです。技術があるとか、努力家であるとか、一人称の要素は大切なのですが「自分の世界に相手を引きこむ力」があれば、一人称の要素を大きくパワーアップさせてしまう。そういう仕掛けがあるようです。
「相手を引きこむ力」とは、どうやったら身につけられるのか?
どうやら、ポイントは徹底して相手を観察・洞察することのようです。
人の行動パターンを知れば、次にどう動くかが予測しやすくなる。
さらに、どう仕掛ければどう動くと言うことも予測できるようになる。
そうすると、自分の世界に入ってくるように「仕掛ける」事が出来るようになり、そのストーリーを実行することで、相手から自分の世界に入ってきてくれる。
要するに、「相手を研究して、相手が自ら行動するように仕向ける」事が出来ると、職場内のコントロールでも、接客の場面でも、お互いに気持ちよく過ごすことができる。
優秀な人材は”人”を知っている
「柔よく剛を制す」といわれるように、武道の世界でも、相手の力を上手く利用することの大切さが説かれています。格闘技と言うと、「力」であったり「スピード」「テクニック」などを想像しますが、相手の動きを如何に読むか?「目で見る」というより「感じる」ことが大切。まさしく「フォース」の世界ですね。
さらには、上級者は相手のパンチを誘っておいてコントロールすると言った技が得意なように思います。
「察する」「仕向ける」といった能力は、調査においても非常に大切ですが、トレーニングはなかなか難しい。
あるホテルでは、従業員どうしの指示や合図を「眼」で行うようにしているそうです。言葉ではなく眼で伝える・・・。
最初は難しいのですが、言葉では表せない微妙な感覚を伝えられることも出来る。
相手を知ること、人間を知ること。
仕事に限らず、生きる力として大切な能力なのだと思います。
本来、人間に備わっている能力を退化させず、ちゃんと維持してゆきたいものです。